GWの外出自粛で人々のストレス傾向に変化は？ 自律神経データと外出自粛の関係性を調査

株式会社 DUMSCO（本社：東京都港区、代表取締役：西池成資、以下「DUMSCO」）は、スマートフォンのカメラで自律神経・ストレスを測定する技術を活用したストレスチェックアプリ「ストレススキャン」を用いて、GW期間中の日本中のユーザのストレスの推移を計測し、緊急事態宣言下の外出自粛との影響について調査しました。 調査の結果、外出を全くしていないユーザーにおいて有意にストレスが高くなっていることが明らかになり、外出自粛とストレスに関係があることがわかりました。

＜調査背景＞

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言下の日本では多くの方が「Stay Home」の掛け声に従い、GW前から外出を自粛し、人との接触も最小限に抑えています。しかし、こうした前例のない外出自粛が人々のストレスに大きな影響を与えているのではないかという大きな懸念の声もあります。 そこで弊社は、累計200万DLのスマートフォンアプリ「ストレススキャン」の匿名のユーザーを対象に、外出自粛の度合いについてアンケートを実施し、科学的に測定したストレスデータとの関係性を調査しました。

＜調査概要＞

調査方法：株式会社DUMSCOが提供するアプリ「ストレススキャン」内でアンケートを実施し、同時に測定したエネルギーレベル(*1)、 ストレスバランス（*2）との関係性を分析

調査の対象

全国のアプリユーザー（男女計1943名）

調査実施日

2020年4月29日（火）～2020年5月6日（水）の8日間

*1,2： カメラで測定した心拍データから、自律神経（交感神経・副交感神経）の状態を分析する技術をもとに、弊社独自の指標として自律神経の活動量（エネルギーレベル）と交感・副交感のバランス（ストレスバランス）を定量化しています

＜調査結果＞

ストレスの原因は同居の人数と外出の有無？！ まず、アンケート調査の結果を集計すると、50％以上は週2日以下の外出しかしておらず、実に6割以上の方が、3人以下としか会話していないことがわかりました。緊急事態宣言下で多くの方が外出を制限し、人との接触も限られていた様子がわかります。 次に、このアンケートの回答結果と、エネルギーレベル・ストレスバランスについて、統計的な解析（*3）を実施し、影響度について検討しました。

エネルギーレベルへの影響度が大きいほど、自律神経の活動が活発で良い方向にあり、ストレスバランスが高いほど、交感神経が有意でストレス傾向（低いほどリラックス傾向）にあることを示しています。

「Q2.お住まいに同居されている方はいますか？」という設問では、「１人暮らし」と答えた人に比べ、「2人暮らし」「3〜4人暮らし」と回答したユーザーの方がエネルギーレベルが有意に高く、リラックス傾向にあるという傾向がありました

「Q3.この1週間、どれくらい外出しましたか？」という設問では、「外出していない」と答えたユーザーにくらべ、週に1〜5日外出したユーザーの方がよりリラックス傾向にある（ストレスバランスが低い）ということがわかりました

Q1およびQ4では、回答結果とストレスデータの関係に優位な差は見つかりませんでした *3 アンケートの回答結果と、年齢や性別、測定時間帯を説明変数に加え、重回帰分析を実施

＜まとめ＞

調査結果によると、GW前後に「まったく外出しない」ような外出自粛をしていたことで、ストレスになっていた可能性があります。特に一人暮らし世帯にはより大きな影響が考えられます。 もちろん、今回の調査には限界があり、厳密には個人差やほかの要因などによってストレスの度合いは変わりますが、今後、感染対策をしつつ日常生活を送る上では、適度な外出をしたほうがよいかもしれません。 弊社は、今回調査に利用した一般向けアプリ「ストレススキャン」に加えて、法人向けにさらに多くのデータを可視化し、健康経営や生産性向上に寄与するソリューション「ANBAI https://anbai.team/ 」を提供しております。 今後も、弊社はストレスをデータで見える化することを通して、ストレス過多な現代社会に暮らす人々を応援していきます。

【株式会社DUMSCO】

所在地　東京都港区虎ノ門5-11-15 虎ノ門KTビル2F
代表者　西池成資（代表取締役社長）
設立　　2010年5月
事業内容　データソリューションアーキテクト事業
認証等　プライバシーマーク取得
URL https://dumsco.com/

【問合せ先】

会社名　株式会社DUMSCO
広報担当　木下
Email support@dumsco.com